プジョー207のインプレッション。プジョー207は、発表から注目されていることではあるが、やはり一番気になるのがエンジンだろう。プジョー207には1.6L直列4気筒DOHC直噴ターボのEP6DTというエンジンが搭載されている。EP6DTというのはPSAとBMWグループの共同開発によるもので、BMWでは最近デビューした新型ミニのクーパーSに同じエンジンが搭載されているそうだ。プジョーではこのユニットをTHPと呼んでおり、0.8barの最大過給とすることで最高出力150ps/5800rpm、最大トルク240Nm/1400−3500rpmという2.0L級のスペックを実現しているというのだ。
そして、プジョー207のエクステリアのデザインだが、全長4030(+195)mm×全幅1720(+50)mm×全高1472(+22)mm。ホイールベースは2540(+100)mmと、先代の206に比べるとひと回り大きくなっている模様。このサイズが、実は日本の規格に当てはめると、5ナンバーサイズのクルマではなくなってしまったのが少々残念なところだ。プジョーと言えば、粘り腰のいわゆる“猫足”と呼ばれる足回りが特徴だが、プジョー207には、この猫足は継承されている。進化しながらも古きよき特徴をプジョー207はおさえているのだ。