プジョー207epureは、パリサロン会場のブース中央の、もっとも目立つ位置に展示されており、会場で一番注目されていたようだ。地球環境と共存するプジョー207epureオープンカーは、その小さなボンネットの中に、プジョー・シトロエンが共同開発した最新の燃料電池システムが搭載されていた。さらに、リアシートの下には水素タンクやバッテリーが搭載されており、コンパクトに設計されたプジョー社の燃料電池システムは、この小さなクーペカブリオレボディに完全に収まりきることがアピールされていたともとれる。燃料電池の縮小化に成功したということがプジョー207epureで体現されているかのようだ。プジョーといえば、どちらかというとディーゼル車とのイメージが強いようだが、将来的には水素の化学反応から電気を生み出し、モーターを駆動する燃料電池車でさらなるクリーン化を目指していくビジョンを持っているようで、それを象徴しているのが今回のプジョー207epureなのだろう。現実的にプジョー207epureを2020年までには量産体制に入れたい模様だ。
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